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はんちゃんの日記

はんちゃんの日記

そらまめくんのベッド

「そらまめくんのベッド」 なかや みわ 作・絵 こどものとも傑作集

この絵本は、前にも書いたけど、私の絵本好きに火をつけた本。
なかやみわさんの絵本はけっこう本屋さんで平積みされてるから
見たことある人も多いんじゃないかなぁ。作者はあまり気にしないかなぁ。

この絵本、まずは登場人物(?)がほんとにかわいい!!
登場するのはみんなおまめさん。
そらまめくんをはじめ、えだまめくんやピーナッツくんなどが出てくる。
それから、まめのさやがベッドとして位置付けられてる。
さやがおうちってわけ。
いろんなまめがそれぞれのさやを持って登場します。

「そらまめくんのベッド」はどんなお話かというと・・・
そらまめくんは、自分のベッドが大のお気に入りで、
友だちが貸して、といっても絶対貸そうとしません。
そんなある日、そらまめくんのベッドがなくなってしまいます。
でも、友だちはベッドを貸してくれなかったそらまめくんが困っていても
助けようとしませんでした。
それでも、だんだんかわいそうになってきたみんなは、
そらまめくんにベッドを貸してあげようとします。
ところが、それぞれのさやはそれぞれのまめに合った形をしていて
どうしてもそらまめくんにぴったりのベッドは見つかりません。
そらまめくんはもう一度自分のベッドを探しにいきます。
すると、なんとうずらがそらまめくんのベッドの上で
卵をあたためていたのです。
ベッドを返してほしいそらまめくんですが、せっかく卵をあたためているので
しばらくようすを見てみることにします。
ようすを見ているうちにベッドよりも卵のことが気になってきました。
そして、卵がかえるまでずっと見守ります。
無事卵もかえり、ベッドはちゃんと返ってきました。
友だちも、そらまめくんのベッドが見つかったことを喜びみんなでお祝いします。
そしてその夜、まめたちはみんなでそらまめくんのベッドでぐっすり寝ました。

長くなってしまいましたが、そんなお話です。
なかやさんの絵本には、こういった教訓めいた内容のものが多いです。
幼児期にはこだわりを持つことってすごく大事なことです。
そんな中で自分の気持ちと折り合いをつけて
どうやって友だちと仲良くしていくか。
そんなメッセージを伝えているような気がします。

この絵本はほんとに表情もかわいいし、
背景もすごく気をくばって描かれています。
おすすめの1冊なのでぜひ読んでみては☆


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